終活に関する用語

終活に関する用語集

特別養護老人ホームとくべつようごろーじんほーむ

高齢者に向けた介護サービスには様々な形態のものがありますが、その中でも社会福祉法人や地方自治体などが運営し介護保険が適用される公的な施設を特別養護老人ホームと言います。
比較的低価格で充実したサービスを受けられるため、高い人気があります。

無縁社会むえんしゃかい

旧来の親族や地域社会によって築かれてきた濃密な人間関係が、近年の核家族化や非婚化などによって急速に失われていき、社会や家族とのつながりが希薄になって孤立する単身者が増加しているという社会現象を無縁社会と言います。

粉骨ふんこつ

海洋散骨や樹木葬、合葬儀、墓じまいの時に行われる場合が多く、遺骨を砕いて粉状、粒状にすることを粉骨ふんこつといいます。お墓の中の遺骨の数が増えてきた場合も、古い先祖数柱の遺骨を粉骨して1つにまとめる場合もあります。

埋葬許可証まいそうきょかしょ

火葬された故人の遺骨をお墓などへ埋葬するために必要となる書類です。
発行される書類としては、ご遺体を火葬する際に必要となる火葬許可証と基本的に同一であり、火葬が終わると火葬許可書に済んだ旨の記入がされて埋葬許可証となります。

死後事務委任契約しごじむいにんけいやく

亡くなった後の諸手続、葬儀、納骨、埋葬等を、遺族の代わりに行ってもらう(委任する)契約です。近年は親子離れて暮らす家族や、独身の世帯が増えています。そういった状況で、死後の事務を行う人がいない場合に役立つ契約となっています。

尊厳死そんげんし

重い病気に罹っている時など、回復の見込みがないと判断できる場合に、また、延命措置をすることで肉体的、精神的に患者に苦痛を与えてしまう場合に、患者や患者の家族の同意を得て、何もせずにそのまま死に向かっていくことです。

骨壷こつつぼ

火葬場で火葬が済んだら、遺骨を収納する「つぼ」のことです。大きさは一般的に2寸~7寸(1寸=約3.03cm)まであります。多くは陶器でできたものです。生前に自ら作って備える人もいます。

菩提寺ぼだいじ

一家が先祖代々を弔うため、位牌を祀ったり墓を建立する寺院のことです。寺院の宗派に基づいて先祖の冥福を祈る葬儀や法要を執り行うお寺であり、檀家となって菩提寺に永代の供養を依頼します。

一日葬いちにちそう

通常の葬儀で火葬の前日に行われるお通夜を省いて、通常はお通夜の翌日に行う告別式と火葬だけを実施して、お葬式全体を2日ではなく1日の短縮した日程で行う、近年その割合が増加している形式を指します。

遺産分割協議いさんぶんかつきょうぎ

相続が発生した時共同相続人全員で遺産分割の協議をして合意します。法定相続分、遺言の内容と異なった割合で相続分決めることもできます。そして、相続人全員が合意しなくては無効となります。

終活しゅうかつ

自身の人生を終えるにあたって立ちはだかるさまざまな課題に対し、自分の意向や要望などを遺しておくなど、生前のうちに自分にできることをあらかじめ用意しておくことです。

成年後見制度せいねんこうけんせいど

成年後見制度とは、判断能力が著しく不十分な人に対して成年後見人を付けて、本人の代わりに財産の売買や法律上の手続きなどを行わせる制度です。判断能力が著しく不十分な例としては、認知症や知的障がいを持っている場合が挙げられます。これらの人が本人だけで何らかの契約をすると本人に不利な契約を結ばされ財産を失う危険性があります。それを保護しようというのが制度の趣旨です。なお、日常品の購入は本人のみでできます。

セカンドオピニオンせかんどおぴにおん

かかりつけ医であっても、その治療方針に納得がいかない場合には、別の病院の専門的な医師にその治療方針を話してみましょう。
かかりつけ医の内容と異なる為になる内容が聞ける場合もありますし、その方針が合っているかを知ることもできます。

公証役場こうしょうやくば

通常、遺言書や契約書は当事者が作成するものですが、それでは偽造されていないかどうか証明ができないので、当事者に代わって主に司法試験を通った、裁判官や検察官などの法律実務家が公募により任命された公証人が、法律的に確かな信用のある公正証書として遺言書や契約書を作成できる場所のことです。

遺留分いりゅうぶん

兄弟姉妹以外の相続人のため法律で保護されてる一定割合の相続分のことです。遺言により、この遺留分よりも少ない相続分しか与えられない相続人は、遺留分減殺請求をして、遺言の中で遺留分を侵害してるところの効果を覆せます。

エンバーミングえんばーみんぐ

亡くなったご遺体の状態が事故などで良くなかったり、病気で苦しまれたり痩せたりされている場合に、できるだけ生前の姿や顔に近づけるために施されます。海外の進んだ技術が日本でも取り入れられるようになりました。

訪問介護ほうもんかいご

要介護認定を受けた利用者が、在宅のまま食事や入浴などの自立した日常生活を送ることができるように、介護保険法に基づき初任者研修修了や介護福祉士などの有資格者が支援を行うサービスのことです。

後見人こうけんにん

後見人とは、身体障害者や判断が不自由な人に変わって契約などを代わりに代理してくれるような人のことを指します。通常は介護や買い物の同行などはしないことが多く、あくまで契約関連のことをします。

永代供養料えいたいくようりょう

永代供養料はお墓をたて遺骨を収めるのでなく寺院に遺骨を納めて供養などにまつわるすべての代行を依頼することです。そして、永遠ではなく、多くのは遺骨の安置に対して期限を設定していて、最長33回忌までと定めることが普通です。

訪問看護ほうもんかんご

看護の手が必要になるものの、入院を拒否したり、諸事情によって自宅で療養することもあります。
その際、障害があって通院することが難しいのなら、自宅に看護師がやってきて、医師の指示のもと、バイタルチェックなどの看護を提供してもらえます。

改葬かいそう

既に埋葬されているご遺骨を、現在の場所からまた別のお墓や納骨堂などに移して供養する、いわばお墓の引っ越しのことを言います。
改葬の手続きは法律で定められており、しかるべき手順を踏む必要があります。

公営霊園こうえいれいえん

お寺などが管理・運営しているような墓地ではなく、自治体が設置し運営・管理を行っている墓地です。お寺などはそのお寺の宗派や檀家の人に限られますが、公営霊園の場合は広く利用できるように宗派を問わないスタイルになっています。

死亡診断書しぼうしんだんしょ

人の死を医学的・法的に証明する書類で、診断した医師が発行します。死亡届の提出や火葬許可証の取得に必要なため、この書類が無いと葬儀や火葬を初め、様々な手続きを進められません。

平均寿命へいきんじゅみょう

平均寿命とはその年に産まれた子どもの平均余命のことです。0歳の時点で何歳まで生きられるのか統計から予測します。わかりやすくいうと、特定の人が生きられるおおよその年齢のことです。

MCIえむしーあい

まだ認知症といえないのに認知機能の低下がみられる状況をいいます。軽い記憶障害がありますが、時間、自分の居場所は認識できて、日常生活に支障きたすほどではないです。料理など家事も普通にできたりします。

ガーデニング霊園がーでにんぐれいえん

殺風景な霊園とは異なり、通路をはじめ、墓石が建つ契約した墓地に、季節の草花を植えることにより、華やかな見た目を演出する霊園です。
喪に伏せる白黒、グレーとは異なり、お墓参りに来園したくなるガーデンになります。

銘板めいばん

名前を刻んでおく、いわばネームプレートのことです。
そのお墓に誰が埋葬されているかといった情報が書き込まれているもので、素材は様々ですが石製や金属製のものが一般的です。

高齢社会こうれいしゃかい

全人口のうち14%よりも多くの人が、65才以上の高齢者であるという社会のことです。福祉の観点では、若者に経済的な負担がかかりやすく、多くの国が、やがて「少子高齢化社会」という、若者が少なく老人が多い状態に直面することになります。

死亡届しぼうとどけ

人が亡くなってしまった時に提出する書類のことを指します。提出期限としては、死後から7日以内とされています。その時に死亡診断書と呼ばれる書類も提出します。提出場所は自治体になります。

離檀料りだんりょう

引っ越しによって、それまで檀家として関係のあった寺院と離れる場合など、また寺院の管理する墓地から別の墓地に墓を移動する場合などに檀家としての付き合いができなくなります。その際に支払うのが離檀料です。

公正証書遺言こうせいしょうしょゆいごん

個人的に作成した遺言書には不備が見られ、遺言の効果が得られないケースがあるものの、公証役所において適した証人による書類の作成による遺言なら不備もなく、偽りもないため遺言として有効となります。

行旅死亡人こうりょしぼうにん

行旅病人および行旅死亡人取扱法の中で定められてる身寄りが判明しないで引き取りてのない死者のことです。遺体を引きわたす遺族、関係者が見つからないため自治体が火葬をして遺骨を一時保管して、引き取り手を探しますが、それでも見つからなければ無縁仏として埋葬されます。

納骨棺のうこつかん

お墓の墓石の下にある遺骨を納める小室部分のことです。カロートとも呼ばれます。墓石の下の部分にあたるため目立ちませんが、お墓の中で最も重要な部分です。地域や遺骨の納骨方法によっていくつかのタイプがあります。

リバースモーゲージりばーすもーげーじ

リバースモーゲージというものは、ローンのひとつのことを指しています。ローンでは、なんらかの資産を担保として提示することが求められますが、リバースモーゲージにおける担保は持ち家です。

送骨そうこつ

送骨とは遺骨を寺院や霊園などにゆうパックで送り、供養や納骨をしてもらうことです。遠方の寺院に行かずに納骨ができるので、車の運動が困難な高齢者や骨壷を抱えて公共の交通機関を利用しなくてはいけない親族にとってメリットがあります。

推定相続人すいていそうぞくにん

推定相続人とは、仮に今ある人が死亡した場合に通常なら相続人になり得る人のことを言います。例えば、夫婦であれば夫が死亡した場合は妻が推定相続人です。逆の場合は夫が推定相続人です。配偶者は必ず推定相続人になります。夫婦に子や親や兄弟姉妹がいる場合などは順位によって決まります。子は第一位、親は第二位、兄弟姉妹は第三位です。子がいる場合は子は推定相続人ですが、親や兄弟姉妹は推定相続人になりません。

宗教不問しゅうきょうふもん

宗派や無宗教を問わず建墓できるという意味です。公園墓地、公営墓地の霊園は宗教不問であるケースが多かったりします。また仏教という1つの宗教の中でその流派は問わないという意味で、浄土宗などどの宗派信仰してても仏教なら構わないということです。

公正証書しょうせいしょうしょ

契約の成立から一定の事実などを公証人と呼ばれる方が役場で作成する書類のことを指します。公証人は公証業務を行う公務員さんが行います。また、役場も普通の市役所とは違い各都道府県に1つ設置されているところを指します。

厨子ずし

厨子というものは、仏具のうちのひとつにあたります。両開きの扉がついているものがほとんどですが、使い方としては主に、棚のようなものになります。両開き扉の棚と、理解すると良いです。

遺言執行者ゆいごんしっこうしゃ

遺言人が遺言に書いた任命の内容を元に、任命された人が必要な相続手続きをすることです。このように遺言人に任命された人が、相続するにあたり必要な権限を持つようになっています。

墓地埋葬法ぼちまいそうほう

墓地埋葬法というのは、日本で定められている、墓地に関する法律のひとつです。昭和23年に制定された法律で、納骨堂や火葬場の管理や、埋葬などについて定められています。

地域包括支援センターちいきほうかつしえんせんたー

地域包括支援センターは、高齢者自身が、ずっと慣れ親しんできた地域で生活していけるよう、多くの分野にわたる支援情報を提供し、幅広い相談・アドバイスを行う窓口としての機関です。

自然葬しぜんそう

これまでは霊園の墓地などに納骨することが一般的でしたが、近年では火葬した遺骨や遺灰を海や川、山林などに散骨し、自然の中でともに循環していく形を選択する人も増えています。
そうした葬送を総称して自然葬と言います。

お焚き上げおたきあげ

主に故人の愛用品など想いのこもった遺品や、粗末には扱えない物などを神社やお寺にお願いして、焼くことによって供養することを言います。
宗教によって具体的な点に違いはありますが、お焚き上げされた物は故人のもとに届いたり、天に還るとされています。

供養塔くようとう

死者の供養を目的とした仏教建築物です。起源はお釈迦様の遺骨を各地で埋葬した際に建てたもので、サンスクリット語で「ストゥーパ」と呼ばれました。日本の法隆寺の五重塔などもいわゆる供養塔にあたります。

相続放棄そうぞくほうき

民法における用語や概念の1つで、相続人が亡くなった故人の遺産を、プラスの財産もマイナスの財産も一切相続する権利を放棄することをいいます。亡くなった故人の負債が多く相続に意味が感じられない場合や、家業の後継者以外の兄弟が相続を放棄する際に使われます。家庭裁判所に申述します。

死後離婚しごりこん

親戚付き合いが煩わしいと思っている人にとって良い制度です。死後離婚することによって、義理の親兄弟とは他人となるので、関りを持たなくて済み義務を負わなくてよくなります。

火葬許可証かそうきょかしょ

故人の遺体を火葬することを公的に許可する書類です。市町村役場に死亡診断書、死亡届提出することにより発行されます。これら提出時に申請窓口に設置されてる火葬許可申請書も必要事項を入れ同時に提出します。

生前葬せいぜんそう

お亡くなりになってからではなく、生存しているうちに自分自身で行う葬儀のことを言います。
余命がわかっている場合や、人生の節目の時、また子供たちに負担をかけたくないなど理由は様々ですが、家族や親しい友人などに生前のうちに本人の思いを伝える式典として行います。

遺言ゆいごん(いごん)

本人が亡くなった後に、本人の意思を法律に反映させるために一定の決まりに応じて書類を書き残しておくものを指します。法的拘束力を持ち、法律上では「いごん」とも言う場合が多いです。

合葬墓がっそうぼ

合葬は遺骨を骨壺から取り出して他の方たちの遺骨と合わせ一緒に埋葬することで、そこに建てられた共有の石塔のことを合葬簿といいます。いろんな理由で墓を建てることができない人などが利用します。

檀家だんか

檀家とは特定のお寺に所属し、葬祭や供養などを専属で営んでもらう代わりに、そのお寺に対し「お布施」という形で、経済的に支援する家のことを指します。
個人ではなく家単位で所属することが通例です。

直葬ちょくそう

故人の体を棺に納める納棺までは普通の葬儀と変わりませんが、その後は親族や知人が故人を囲んで偲ぶお通夜や故人に別れを告げる告別式を一切行わず、自宅や病院からご遺体を直接火葬場に運び、火葬炉の前での僧侶の読経の後、火葬によって弔う葬式のことです。

高齢化社会こうれいかしゃかい

全日本人の人口のうち65歳以上の高齢者の方が7%を超えて高齢者が多くなった状態を指します。医療が逼迫をして若い方に負担がかかってしまうと言う問題点が生じてしまいます。

超高齢社会ちょうこうれいしゃかい

65才以上の高齢者が、その国の人口全体の割合のうち、21%を超えた状態のことです。少子化も要因の一つですが、高度経済成長期を皮切りに起こったベビーブームで生まれた世代の高齢化や、医療の発達による平均寿命の伸びも関係しています。

無縁墓むえんぼ

自分の死後に跡継ぎがいない場合であったり、近親者のみならず、友人や知人となる縁もなくなってしまったなどして、お墓参りなどの手入れも何もされずに、野放し状態となっているお墓です。

サ高住さこうじゅ

サービス付き高齢者向け住宅を省略したもので、さまざまな支援を必要とする高齢者を対象にした、医療サービスや介護サービスといった福祉サービスを備えた住宅のことです。

葬式そうしき

亡くなった人とかかわりのある人との別れのための儀式です。仏教であれば僧侶にお経をあげてもらって参列する人は焼香をします。仏教以外の宗教もそれぞれの儀式の方法で亡くなった人とのお別れをします。

平均余命へいきんよみょう

平均余命とはある年齢の人がその後何年生きられるかを計算した年数のことで期待値のことをいいます。したがって、0歳での平均余命のことは特に平均寿命といいます。平均余命は男女別に算出されます。

法定相続分ほうていそうぞくぶん

法定相続分とは、遺言がなかったり相続人同士で相続分の取り決めをしなかったりした場合に受け取ることのできる民法で定められた相続分の割合のことです。一例として、本人と配偶者、子が二人いる場合に本人が死亡したとすると、残された三人の法定相続分は、配偶者が二分の一、子がそれぞれ四分の一ずつ分けることになります。遺言や相続人同士の話し合いで異なる割合が指定された場合は、そちらが優先します。

生前整理せいぜんせいり

亡くなってからではなく、生前のうちに自身の財産や持ち物などを整理して、自分の死後に遺族が処分に困らないようにするためのものです。
また高齢化に伴って施設に入るなど、大きく生活が変わる際に行う身の回りの整理も生前整理と呼ぶことがあります。

共同墓地きょうどうぼち

意味が2つあり、ひとつめは集落など地域の共同体により使用、管理される墓地を指します。もう一つは共同で納骨する意味で、合葬墓などを共同墓地と呼ぶことが多くなりました。

納骨堂のうこつどう

建物の中にて骨壺に入れた遺骨を安置しておく供養施設です。おひとりさまやご夫婦、ご家族など様々な家族形態で利用することができます。運営主体の違いとしては寺院納骨堂、公営納骨堂、民営納骨堂の3種類があり、納骨方式の違いとしてはもロッカー型、仏壇型、可動型、墓石型、位牌型の5種類があります。

健康寿命けんこうじゅみょう

もともとはWHOと呼ばれるグループが提唱したもので、平均寿命から寝たきりだったり病気で横たわっている状態を除いたきちんと健康的に過ごせることのできる期間のことを指します。

ホスピスほすぴす

末期の癌などで、これ以上医療を続けても改善する可能性が低く亡くなる時期が近付いていることが分かっている患者のための施設です。痛みや苦しみを取り除き患者が望むことをできるだけ叶えるようにします。

自筆証書遺言じひつしょうしょゆいごん

本人が自筆した遺言書のことで、民法にの規定により、本人が全文、日付、氏名を自書し押印することとされています。平成30年の改正により、目録等を添付することが可能となり、添付の目録は自書でなくてよいこととなり、本人の署名、押印が必要となっています。

認知症にんちしょう

色々な原因で脳の細胞が死んでしまったり、細胞の働きが悪くなってしまうために、脳の活動に様々な障害が起こり、極度の物忘れや妄想などの症状が出てスムーズな生活ができなくなってしまう状態のことです。

骨袋こつぶくろ

お骨を骨壺に入れてお墓に納骨した場合には半永久的にお骨が残ることになりますが、自然に還る素材である木綿や絹などで作られた布袋で納骨することで、少しずつお骨を土に還していくいくという方法もあります。そのための袋を骨袋と言います。

グループホームぐるーぷほーむ

グループホームとは、高齢者や障害者、親と同居不可能な未成年などの単独では生活に支障のある人が、小人数での支援を受けながら一般住宅で共同生活をする、社会的介護、養護の形態である。

家族葬かぞくそう

家族葬とは、親族、友人、知人、静かな雰囲気の中で行われる葬儀のことを言います。こうした少人数での葬儀により、ゆっくり故人と過ごすことができる葬儀と言えるでしょう。

居宅介護支援事業所きょたくかいごしえんじぎょうしょ

居宅介護支援事業所というのは、要介護認定を受けている状態にある人を対象として、必要と判断がされた各サービスを提供してもらうことができるように支援する役割をもつケアマネジャーがいる事務所です。

エンディングノートえんでぃんぐのーと

亡くなった後に家族などが困らないように、希望する葬儀のスタイルや墓などのこと、亡くなったことを伝える友人知人などについて、また財産の処分についてなどの詳細を書き残しておくノートです。

永代供養墓えいたいくようぼ

お墓は遺族の方が供養して継承するのが普通ですが、遺族に代わって霊園や寺院が半永久的に供養・管理するお墓のことで、子孫が継承する必要がなく、身寄りのない方や子供のいない方に向いている埋葬方法です。

遺品整理いひんせいり

亡くなった親族など近しい人が、生前使っていたり大切にしたりしていた所持品を、一定の基準を設けて残すか処分するかを決め、それを実行することです。一定の基準とは、故人が大切にしていたか、残された人にとって思い出深いものか、などが挙げられます。

遺書いしょ

自分が亡くなった後に、所持している財産などを家族にどう分けて欲しいかなどを、亡くなる前に書いた書類。
個人のことが特定される内容の多い、限られた人たちのみを対象とした書類となっている。

孤独死こどくし

確立された定義は存在しないが、孤立死とも別名され、一般的には年齢を問わず単身で生活を営む者が疾病などにより誰にも看取られることなく死亡した状況を指すと理解されている。

樹木葬じゅもくそう

特定の施設内に墓石ではなくシンボルとなる樹木などの植物を植えて、その周辺に遺骨を埋葬するという供養の方法です。
樹木だけに限らず、草花や芝生などで彩る形態のものもあります。

断捨離だんしゃり

自分が死んだ後に残された親族等が遺品整理で苦労することがないように、生前の元気なうちから少しずつ、もう着ることのない服や不要な家具などを人に譲ったり廃棄したりして整理しておくことです。

宗派しゅうは

葬儀などの際には何宗であるかは重要です。宗派によって葬儀を依頼するお寺を選ばなくてはなりません。お経やマナーも宗派によって違っています。天台宗・真言宗・浄土真宗・浄土宗・臨済宗・真宗・曹洞宗・日蓮宗などが日本の主な宗派です。

埋葬まいそう

埋葬とは、「墓地、埋葬等に関する法律」では、いわゆる「土葬」を指す言葉として、定義されているが、慣習的に火葬後の遺骨を墓地や納骨堂に収めることを指すこともあります。

手元供養てもとくよう

亡くなった方の遺体を火葬などによって遺灰とした後に、親族など亡くなった方にとって身近な存在である方が、遺灰をお墓に埋めるのではなく、壺などに入れて手の届くところにおいて保管すること

墓じまいはかじまい

墓じまいとは、後継ぎがいない、他所に引っ越すし墓参りが困難などの理由で、現在のお墓を解体もしくは撤去し更地にして、その使用権を墓地の管理者に返還することをいいます。

海洋散骨かいようさんこつ

船を使って散骨する方法です。粉骨した遺骨を水溶性の紙袋に収納して沖に出てから水中に落とします。自然や海が好きだった故人の遺志を尊重して行われることが多い葬り方です。

相続そうぞく

相続とは一般的に、被相続人(死亡した人)の資産・負債、権利や義務などを相続人(相続権を有するもの)が引き受けること(財産の移転)をいう。また民法882条から相続は被相続人の死亡から開始する。

エンゼルケアえんぜるけあ

人が亡くなった後にご遺体に対して行う死後処置や死化粧などの全ての死後ケアのことです。ご遺体からの感染症のリスクを抑える衛生面の理由もありますが、外見を整えることが故人の人格や尊厳を守ることに繋がります。

告別式こくべつしき

家族を始め友人や知人など、故人と親しかった人で故人と最後のお別れをする式典です。また、焼香、玉串奉奠、祈祷、献花といった物が告別式で行われることとなっています。

在宅医療ざいたくいりょう

専門の医師が病気などを患っている患者さん宅に伺い、患者さんに合う治療を丁寧に明確に計画したうえで、医師が患者さんに寄り添った治療を行っていく医療行為のことです。

永代使用料えいたいしようりょう

子供や孫といった先の世代に渡り、お墓を使い続けるための料金です。家の土地を買うように、一度永代使用料を支払うとお墓の土地を購入することになり、一族の墓として使い続けることができます。

個別墓こべつぼ

遺族に代わってお寺や霊園などが半永久的に管理してくれるお墓を永代供養墓と言います。
永代供養墓には大きくわけて二つの種類があり、複数の遺骨を一緒に供養する合祀タイプに対して、遺骨を別々に分けて個人専用のスペースが設けられているものを個別墓と言います。

延命治療えんめいちりょう

病気や怪我により回復する見込みがない場合に、治療を目的とせず生命を維持するためだけに施される医療です。
主に人工呼吸器や、人工栄養、心肺蘇生などの医療行為があります。

緩和ケアかんわけあ

癌などの病気が末期状態になるなど医療で良くなる可能性が低い患者のために、精神的な苦しみを和らげるためのケアや、痛みなどの肉体的な辛さを和らげるための投薬などのケアを言います。

合祀墓ごうしぼ

昔は亡くなった人、一人一人のための墓や「家」に属する人が同じ墓に入るというのが多かったのですが、だんだんと時代が進んで核家族が一般的になってきて墓にもこだわらない人が増えて、家族などではない人が一緒の墓に入るようになっています。骨壺から焼骨を取り出し、他の人のご遺骨と一緒にする埋葬方法のことを指します。

カロートかろーと

お墓の納骨室のことです。主にお墓の下部分にあり、石板で封をされていますが、お骨を納める時にはここを開けて遺骨を納めます。広さがあり、何体かの遺骨を納めることができます。

寿陵じゅりょう

まだ生きている間に墓を準備しておくことを指します。そうすることで、「長寿」「家内円満」「子孫繁栄」の3つの徳を招くと言われています。これは中国での習わしが日本に伝わったものということです。

後期高齢者こうきこうれいしゃ

世界保健機関(WHO)による定義で、75歳以上の高齢者のことを後期高齢者と言います。日本では他国より後期高齢者の割合が20%ほどと高く、医療制度も独立して変わります。

グリーフケアぐりーふけあ

家族や愛する人が亡くなることで人は大きな喪失感で精神的なダメージを受けることがよくあります。こうした人の悲しみを癒し立ち直るために、話を聞いたり寄り添うことを言います。

埋蔵まいぞう

火葬されたご遺骨をお墓などに納めることを言います。
似たもので埋葬という言葉がありますが、こちらはご遺体を土に埋めるいわゆる土葬の意味合いを持っており、現代の日本においてはあまり使われていません。

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